COFFIN JOE’S
SUBTERRANEAN
SECRETS
伝説の監督ジョゼ・モジカ・
マリンズのギリギリライン
INTERVIEW BY CHRISTIANO ABRAHAO
PHOTOS AND STILLS COURTESY
OF JOSÉ MOJICA MARINS
PORTRAIT BY SANTIAGO FERNANDEZ-STELLEY
TRANSLATED BY PETER AZEN, DANIELLA DINIZ, AND GISELA GUEIROS
ジョゼ・モジカ・マリンズが映画製作を始めたのは10歳の頃。それから70年経った今でもまだまだ現役。『24HoursofExplicitSex』やその続編『48hoursofHallucinatorySex』といった傑作を作り出したのはもちろん彼だが、精神異常の真骨頂は、彼が自身の分身として生み出した得体の知れない葬儀屋“コフィン・ジョー”との悪夢から始まった。そのアイディアに取り憑かれたマリンズは、コフィン・ジョーシリーズの第1作であると共にブラジル初のホラー映画となった『AtMidnightIllTakeYourSoul』の制作のために財産の全てを売り払い、そのまま映画制作の資金とした。そして邪悪なコフィン・ジョーを演じたいと思う役者が存在しないことを悟った彼は、スタジオ中を探し回ってマントとシルクハットを見つけ出し、街一番の“つけ爪屋”から“つけ爪”を調達。そうして自ら葬儀屋に成り切った。
マリンズはそれからというもの、普通のヤツならゾクッとしちまうようなネズミやヘビの近くにいてもビクともしない美女を探し続けてきた。もしかしたら“ヘンタイな自分に見合うような女性探し”も兼ねていたのかも。