A CHAT WITH FERNANDO GABEIRA

ブラジルの元ゲリラ&“緑の党”の人気議員

INTERVIEW BY ACER BICUDO
PORTRAIT BY MARCUS VERAS



フェルナンド・ガベイラは、ブラジルで最も有名な政治家の1人であると共に作家の側面も持ち、また極左ゲリラによる“MR-8(10月8日革命運動)”の元メンバーとして崇拝される活動家でもある。1960年中頃、MR-8は当時のブラジルの 軍事独裁政権に対して武力で抵抗。ガベイラは国外の政府高官誘拐に関与した。彼はまた、イパネマのビーチをヒモパンツ1枚で闊歩する趣味を持つその一方で、創設に一役買った“緑の党”を代表して2008年後半にはリオの市長に選ばれる手前まで行った人物だ。

Vice:やあ。さっそくだけど、今のブラジルが直面している最大の課題はなんだと思う?
フェルナンド・ガベイラ:
社会や環境保護に影響するような反発を生み出すことなく、この国際的な経済危機を生き残ることだ。それから環境破壊の脅威も挙げられる:“アマゾンの森林破壊/上水源の縮小/大都市の大気汚染/基礎的な衛生設備すらない場所に暮らす900万人もの児童/国の重要産業地域の汚染”といったモノだ。

“やるべきことはたくさんある”ってことだね。MR-8のメンバーとして軍事独裁政権と対峙することがあなたを突き動かしたのかな?それとも共産主義の理想が要因だったとか?
私の原動力は、独裁政権に立ち向かい、国に不可欠な自由の欠如という問題に取り組むことだった。私は第二次世界大戦後のフランス哲学に影響された実存主義者だったんだ。そして武装闘争のあいだに今度はマルクス主義者となった。

そしてあなたはブラジルを追われた。この時期にあなたの信念が揺れ動いたことは?
その亡命中に私はマルクス主義とフランス哲学の両方を捨てたよ。

国外追放されているあいだはなにを?仕事は?
ほとんどをスウェーデンで過ごしていた:〈ラジオ・スウェーデン〉のポルトガル放送の仕事を したり、チリでの亡命生活やAugustoPinochetによるクーデターで我々が直面した危機などに 関する映画の脚本を書き起こしたりしながら過ごしていたよ。それから地下鉄の運転手や墓地の 芝刈り、あるいは病院での皿洗いなどもしたね。 亡命していた時代には本当に色んなことをした。

MR-8は一般的な極左組織とは噛み合わないことで有名だったけど、他の改革主義者のあいだでMR-8の人気がなかったのはなぜなのかな?
MR-8というのは、ブラジル共産主義から初めて抜け出そうとしたムーブメントの1つだったんだ。メンバーは学生や知識人といった連中だった。初めの数年は武装組織も、知性偏重の我々を疑っていた。だが我々も彼らと同じようなことをし始めてからお互いに近づき、一緒に仕事をするようにもなったね。

アメリカ大使チャールズ・バーク・エルブリックの誘拐は結果的に誇りとされているのかな?
誘拐はなんの自慢にもならないよ。実際、私は 誘拐にも政治的暴力にも反対なんだ。なんと言っても、私は誘拐犯から被害者の立場へと変わった人間だからね。

それはどうして?
コロンビア革命軍の捕虜として捕まっていたIngridBetancourtやその他のコロンビア人たちの解放運動を行う組織があったんだが、私はそこと関与していたんだよ。

今もMR-8の信念体系に共感できる点はある?
17の頃から政治に関与してきた人生だったが、私の考え方はその間に大きく変容したよ。地元の学生リーダーからスタートしただけに、半世紀も経てば考えだって変わるモノさ。どれだけマヌケな人間だとしてもね。







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