Photos by Frank Kalero



世界における社会主義国最後の砦のひとつ北朝鮮が、長年にわたる経済危機の状態にあることは俺たちの誰もが知っている。ピークの時期には、飢えと貧困により毎年200万人もの人々の命が奪われていたってことも。中国や韓国からの援助で生き延びているにも関わらず、“軍事優先”政策をとる国家はその姿勢を変えようとはしない。2006年にアムネスティ・インターナショナルが発表したレポートによると、北朝鮮の子どものうち37%が慢性的な栄養失調の状態にあるという。そのような信じ難い状況にもかかわらず、国家元首である金正日は核開発計画の着手を決定した。数年後、北朝鮮にとって初めての核実験を全国民が祝った。しかし悲しいかな、核廃棄物を食べることはできない。

金正日とその一団は再び会議を開き、斬新な解決策を思いついた。インターネットの記事で読んだ、ドイツの巨大ウサギのチャンピオンブリーダーである、カール・シモリンスキィにコンタクトをとることにしたのだ。俺たちは先日、カールと彼の交配した巨大ウサギたちに会い、一体何が起こっているのかインタビューした。

Vice:ウサギの交配を始めたきっかけは?

カール・シモリンスキィ:すべては1964年のとあるウサギ発表会から始まった。たくさんのウサギがいた中で、俺はドイチェ・リーゼンが一番気に入ったんだ。骨格の構造と体つきが良くてね。メスを1羽と子ウサギを4羽買って、それ以来ずっと交配している。昔は誰もウサギを5.5キロ以上に育てることはできないと信じてたもんだが、俺たちはそれに成功したんだ。来年から、コンテストに出場するウサギは12キロ以下限定という決まりができる。理由は理解できるさ。審査員たちは、コンテストで70羽以上のウサギを1羽1羽持ち上げて審査しなくちゃいけないんだから。

優勝する秘訣は?

審査員たちが見るのは、重さ、姿、耳の長さと顔の形だ。それから、隆起ペニスなんかの奇形や変異がないかを確認する。他にも、ウサギの耳の上の方に黒い輪がなければならないとかいろいろ決まりがあるんだよ。ある時なんかは、美容師の彼女に頼んで、ウサギの耳を黒いヘアカラーで輪のかたちに染めて出場した男もいたんだけど、審査員の手に色がついて見抜かれてしまった。ヤツは2年間出場停止になったよ。

一体どうやったらこんなにでかいウサギになるの?

それぞれのブリーダーでやり方が違うんだがね。友人のジークフリードはウサギに豆をやって育ててるが、俺はそんなエサじゃ大きくはならないとヤツに言ってる。俺はいろんな食材をエサにしてるが、いつも有機栽培のものを使ってる。ちゃんと調理だってしてるさ。週に3度は野菜をたっぷり入れた食事をつくってウサギにやってるんだ。ウサギが腸の病気になるのを防ぐためにはハーブが欠かせない。病気になると、一晩のうちに体が腫れあがって翌日の朝には死んじまうんだ。

なるほどね。ところで、北朝鮮はなんでウサギに興味を持ったの?

ブリーダー協会の会長からある日電話があってな。北朝鮮の人間がリーゼンを2羽ほど買いたいと言ってると。クリスマス料理に何羽か殺そうと思ってたから、いいよって返事をしたんだ。すると、北朝鮮大使館がウサギを見に行ってもいいかと尋ねてきた。2週間後、どう見ても大使館の全スタッフだろうという大勢の人間が俺んちにやってきた。農業省の大臣までいたよ。彼はずっと、「リーゼン……リーゼン……10キロ……10キロ!」ってつぶやいてたね。そのほかのことなんか一切気にしちゃいなかった。彼らは優勝したロバートを含む、一番大きな6羽を買いたいと言った。良いことに使うって言うから特別価格で売ったよ。北朝鮮の飢えた子どもたちに食べさせるために、そのウサギたちを交配するんだって。ウサギの世話の仕方を書いた本も一緒に渡した。でも、それは違ってたけどな。

なぜ? 何が起こったの?

1ヵ月後、ウサギたちは北朝鮮へ送られた。ウサギが無事に届いたか確認しようと何度も電話したんだけど、電話には誰も出なかった。しばらくすると、ウサギは博物館にいるという連絡がきた。ちょっと妙だな、とその時俺は思ったんだ。ヤツらは俺がやった本を読んだから、もう俺は必要ないと言った。だが、ヤツらが建設しているウサギの交配施設を視察して欲しいから、俺を北朝鮮に呼ぶつもりだとも言った。俺はワクワクしたね。この小さな街でずっと暮らしてきて、一度も海外に行ったことなんかなかったんだから。ところが、明日出発という日の午前5時35分に電話がかかってきてこう言われた。「あ〜、シモリンスキィさん、もうあなたのことは必要なくなりました。すべてこちらで管理できますから」ってな。大使館にも電話してみたんだが、俺が名前を出した途端、一方的に電話を切られた。ZDFってテレビ局とも契約をしてたんだぜ。俺の特集番組を作るって言ってたんだ。カスタムメイドのジャケットと帽子も作ってくれてた。だが、北朝鮮はビザがなきゃ俺たちを入国させないと言った。そこからは全く何の音沙汰もなし。

ウサギに何が起こったかわかったの?

それから数週間後、ロンドンのジャーナリストが俺に電話してきた。彼は金正日の誕生日のお祝いパーティーから戻ってきたばかりで、そこでロバートを含むウサギたちを見たと言ったんだ。ウサギだちはそこで、金正日と祝いに来た客たちに食べられてたんだ。完璧な詐欺だった。大臣まで送り込んで、完璧なでっちあげで俺を騙しやがった。国の元首の誕生日パーティーのためにな。政治家なんかみんな詐欺師さ。もう二度と、あいつらの手には俺のウサギを渡さねぇ。

他にウサギを買いたいっていう人はいた?

カメルーンの農業大臣が見にきたことがあったよ。国に広がっている飢饉に対処するためにウサギを交配したいと言ったが、それは無理なことだった。カメルーンはウサギには暑すぎる。今は中国政府と交渉中さ。中国人には売ってもいい。知り合いの友達が中国に住んでるんだが、北朝鮮と違ってもっと西洋っぽいって話してたから。

INTERVIEWED BY TOM LITTLEWOOD

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Clearly whoever came up with “the South will rise again” didn’t have tumescence in mind.

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Now that the rave generation is 30 we can see the long term effects of GHB and, judging by the comma beard and Mr T shell chokers, it fucks you up forever.

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