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DOS & DON'TS
THE CREATORS PROJECT - SPIKE JONZE
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![]() ![]() イラクってのは、粉々に爆破された死体、血に飢えた狂信者、そして混乱しているアメリカ軍だけの国じゃない。辛口のミートスープ、干しぶどうジュース、青々としたバラの茂み、そして何世紀にも及ぶ文化と歴史があるのだ。以下は、アラブ語のAからZで紹介するイラク・ガイド。
アーワーとは、イラク南部に位置する湿地帯。そこの住民は地球上で残り少ない古代文明を何千年も変わらず受け継いてきた。今でも彼らはわらぶきの屋根の小屋の中で、水牛に囲まれて暮らしている。しかし、サダムが作り上げたダムによってそこの地域はカラカラに干からびてしまい、住民の生活は一時的に地獄と化した。 もしオマエが10代で、車を持っていて、デートに連れ出す女の子を探しているのなら、バグダッド女子高校へ行くべし。高級住宅街に位置するこの学校には、バグダッドで最も金持ちな家庭の娘が通っている。平日、門前の駐車場に高級車で待つ運転手らを見れば一目瞭然だろう。だが、あいにく警察が、ここの学生たちにちょっかいを出せないよう常に見張っている。彼らを出し抜くには愛想をふるまい、女の子の兄弟のフリをして、彼らが気づかぬうちに高級車で素早く連れ去れ。でないと痛い目にあうぜ。 友達と週末の予定がまだ決まってない? それならティータイムに行くべし。90年代に、富豪が多く住むハルシヤ地域に設立されたこのファストフード・レストランの名物は、巨大なサンドイッチ。しかもハンバーガーなんて、ビッグマックの10倍くらいの大きさだ。ここ数年ティータイムは拡大していて、その昔はビルの一室を借りて営業していたのが、今はビルを丸ごと買収してしまった。未だにイラクでは、アメリカのジャンクフードがあまり普及していない。大半のイラク人は、もしマクドナルドがバグダッドでオープンしても、きっと地元のファストフード店に負けちまうだろうと思っているらしい。 サイリードは元々ベドウィンの食べ物。イラクでもとても人気のある、巨大な肉のかたまりがゴロゴロ入ったミートスープにパンを浸して食べるという料理だ。イラク人はケバブを朝から食べるほど肉が大好きで、サイリードはイラク版ロースのステーキって感じ。 ジャディリヤ・クラブとは、イラクの貴族家系向けのトップクラスの社交クラブ。元々乗馬好きだったウダイ・フセイン(サダムの息子)が、90年代に乗馬者用のクラブとして作ったのだが、施設の美しい庭、素晴らしい景色、そして環境の良さに惹かれ、イラクの富豪たちがどんどん集まってきて今のクラブが設立されたのだ。富豪たちは西洋風の生活を好み、パーティーに行ったり、ディジラー川でボートに乗ったりし、お互いの娘や息子が付き合ってたりすることもしばしば。米軍侵攻後このジャディリヤ・クラブは没収され、今では基地として使われている。 1901年に開業したバグダッドの小さな食堂で、店の名前はオーナーのズバラさん(アラブ語で“ゴミ”)の名前をとったもの。彼の両親同様、当時の親は、子供に“ロバ”とか“小便”といった素晴らしい名前を付けてたらしい(迷信上イイんだって)。ズバラの場合、名前のおかげかどうかは知らないけど、幸いイラクで一番人気の干しぶどうジュース店のオーナーとなり、ここ100年ほどイラクの政治家たちがしょっちゅう来店している。 MINO JIBILLA TO BE CONTINUED: THE VICE GUIDE TO IRAQ | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | Next> |