DOS & DON'TS




THE CREATORS PROJECT - SPIKE JONZE









ロシア社会民主労働党は超クール。左翼の愛国主義者である彼らは、プーチンをおおっぴらに嫌い、大企業に反発し、ロシアをロシア人で建て直そうじゃないか、と訴える。だが、反対派も多い。ハト派は彼らが愛国主義である為に嫌い、右翼派は彼らが大企業を批判する為に嫌っている。ついでに、オレのチンコも、ズボンに入りきらないくらい大きくなっちまうほど彼らを嫌ってるらしい。





共産主義の国に住む女の子は皆R&Bやハウスしか聴かない。ソニック・ユースなんて5年前までロシアでは全く知られてなかったんだから、まあ無理はないよな(これ、ホントの話)。そんな国で、ナイトクラブでむき出しのオッパイを嫌というほど見た後、こんな感じに肌をチラつかせる女の子がキッズ用の時計をして歩いてきたら最高にイカすだろうな。で、その子が「ピクシーズは大好きなんだけど、昔の方が良かったわ」なんて話し出したらもうたまらないね。

オマエの面をボコボコにしようと街中の警察やスキンヘッドが待ち伏せをしている中、オマエは何事も無かったかのように白人の女と一緒に水パイプを吸いやがってるときた。もはや度胸があるとかいう次元じゃないな、ハイでラリッてるとしか思えない。

パーティーでちょっとアホな仮装をすると、ウケる。でもロシア人みたいに絶えず酔っ払ってると、そんなオチャラケがだんだん日常生活とダブってくる。最近ヤツらは仕事場や葬式とかでもカツラとサングラスを身に付けるらしい。

ニューヨークのウェスト・ビレッジでホモ野郎が「ほらボクたちホモよ! 見て見て!」って派手な格好で街中をスキップしてても何とも思わない。だが、極度のホモ恐怖症が多いモスクワ(中には常にホモ退治用のバットを常備してるヤツもいる)でこんなイケイケなボクちゃんが堂々と歩いてると、「あんた、最高!」って叫びたくなっちゃう。

アメリカの田舎は、顔にマクドナルドのケチャップを付けたデブが、アホなTシャツを着てテレビを観てるくらいで、全然冴えない。だがロシアの田舎では、“雪”を表す言葉が3,658語もあるエヴェンキ族が、台所の窓からトナカイにエサを与えてるときた。文化の違いってヤツ?

コイツは、昔だったらロシアで絶対買えなかったデニムを上下で着ることで、国が自由になった事を表現している。と同時に、爺ちゃんの古い帽子をかぶる事により、オールドスクールなロシアを掲げている。見た目は最悪だが、意気込みは認める。ロシア万歳!





ロシアでおしゃれな女の子を見つけるのは、ウマイ料理を探すくらい無謀。一番手っ取り早いのは、ロサンゼルスのイラン人観光客みたいな格好をしたヒップ・ホップ少女。話は合わないだろうけど、少なくともちょっと奇妙なセックス体験ができる事間違いなし。

毎年、夏になると黒海の海岸にある原子炉の隣でLSDパーティーが行われる。アホみたいな蛍光色の服やオモチャの代わりに、彼らは“危険”と書かれた標識や、原子力のせいで変形した木の枝なんかを身に付けるのだ。ヤバイ、かなわない。

本当の事を言おう。クソ。ロシアは最高だぜ。日中はニヒルで横柄、夜は酔っ払いの露出狂。人が何を考えようと全く気にしないし、「クールじゃないよ」なんて言ってみてもムダ。「何? 全然聞こえない! 後で一緒にショット飲もうよ、ちょっと踊ってくるからさ」ってかわされるだけだ。