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DOS & DON'TS
THE CREATORS PROJECT - SPIKE JONZE
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奴らはかなり怪しかった。アパートの地下室の一つにみんなで住み、どっかで働いてる様子もなけりゃ、別に援助を受けてるようでもなかった。それに、どこに行くのも一緒で、車を持ってるくせにバスや電車で移動してたんだ。奴らに対する合理的疑いの種は瞬く間に飛び散り、時給3ドルでまじめに働くような密入国者じゃあねーだろという考えが俺の中でどんどんと育っていった。 俺は速攻FBIに電話し、ゲップを2回ほどしてから、今まで見たことを彼らに報告した。その日の午後、特別捜査官W氏が俺の家に来て、彼に30分ほど質問され、俺はW氏にファイルと写真、それからホシが買ったプリペイドカードのシリアルナンバーを渡した。俺がスパイの道を選んだ最大の理由ってのは、俺の観察結果が地元の小さな田舎街と今まさに俺たちが戦っているという戦争ってやらに多大な影響を与えるかもしれないと信じていたからだ。 そう、それが俺と国家安全保障組織との長くて充実したコラボレーションの始まりだった。マンハッタンでの自転車愛好家のイベント、クリティカル・マスに行ったり、GOP(共和党)ラリーに参加したり、奴らがチョイスした課題に応じて編集者に手紙を書いたりと、とにかくFBIは俺を使いまくった。別にそれをやってて幸せとは思わないが、俺が働くガソリンスタンドで夜間担当のハイダーとの個人的な関係を利用し、部外者は入手出来ないような情報を集めることを恥ずかしいとも思ってない。ハイダーは普通に話してるだけならいい奴だが、奴は信仰のせいで、イスラム人のダチ連中の問題点や彼の通うモスクに出入りする有害な過激派に、目を瞑っているように思える。 プライバシーの侵害やプロパガンダについて文句を言ってる奴がいるけれど、ナパーム弾をふりかけられたり、裸で人間ピラミッドにさせられることを考えると、みんな自分の置かれている状況がラッキーだとは思わないのか? もし、FBIの不審人物ファイルに載るのが最悪なことだと思ってるんなら、中国で同じような状況下におかれた奴らがペディキュアできれいに整えられた足の爪を毎日剥がされることを考えてみろ。他の国では自分が権力の反対側にいるとそうなってしまうんだよ。それを思えば、アメリカに住んでることに感謝すべきだな。ピース! PATRICK HENRY, JR. |