DOS & DON'TS




THE CREATORS PROJECT - SPIKE JONZE








GRATEFUL DEAD BY JOSHUA TOUSTER


グレイトフル・デッドはジェリー・ガルシアが死んだ後も活動を続けた。その努力の甲斐あって、“キャプテン・トリップス=ガルシアなしのデッド”の平均観客数は16,843人。観客の殆どは我慢強いか、難聴 か、アシッド中毒の奴らだ。



おかしな事に観客の殆どは年寄り(バンドメンバーみたいに)でもなく、れっきとした若い奴らばっかり。しかも、ジェリーが死んだ後のデッドの稼ぎは5,000万ドル。別に奴らが金儲けしてるのが気に食わ ないって言ってんじゃない。事実、俺らの中にも昔のデッドのレコードが好きな奴はいる。ただ、ベビーブーマーの子供達が奴らの両親と同じように同じ曲を聴く事で、足踏みしてる状態が問題なんだ。



ジェリーが死んだ時、ヘイトストリートの人々はひざまずいて、金日成(キム・イルソン)が死んだ時のように空に向かって「ジェリーー、やだよーー」って叫んでいた。狂 ってるのは北朝鮮の奴らだけかと思ってたが、ヘイト・ストリートにいるこいつらは俺らの世代の奴らだ。何でだ?


ヒッピーカルチャーってのは、“自分”カルチャーだ。自分を着飾って、自分の事を考えて、アシッド をやりまくった挙げ句、内向的になってまた自分の事だけを考える。言ってみれば、自分惑星に住 んでるようなもの。



デッドのギグでは、モールで買ったピースサインと水晶を首にぶらさげた奴らにダフ屋がチケ ットを売り、質は悪い上に死ぬほど高いクサが売られ、歳食ったオリジナルのグレイトフル・デッ ドファンが17歳のヒッピー達とやろうとしてるんだ(きっと奴らは若い頃の彼女達の両親を知っ てるよ)。



もし、あんたが相当賢くて、他の奴らがつまらなく感じるなら、ドラッグでロボトミー化するのもあ り。ただ、20分間のギターソロをエンジョイするために毎晩大量のアシッドをやるってんなら、一 度自分の顔を鏡で見た方がいいんじゃねーか。



いたずら好きなハッピー野郎とサイケピエロってのは、子供に戻れる言い訳にしか過ぎない。



駐車場は、ダサイ服を売ったり変なサービスをやってる奴らで溢れている。



醍醐味は、オーバーオールの女がグレース・スリックもどきの奴に髪をいじられてる間、何時間も 突っ立ってるだけじゃなく、多分幾らか払ってやってもらってるって事。