DOS & DON'TS




THE CREATORS PROJECT - SPIKE JONZE







Photo by Sarah Bowles





あんたがバンドを始める時、一番説得しなきゃいけない重要人物ってのが 親だ。誰もそれを認めたがらないけど、これはホントの話。最初から、あんた のギターやビールを買って、リハーサルの送り迎えをするのも親。最悪なの は、親戚共が、あんたがまだそのクソみたいなバンドに時間を費やしている のかどうか聞いてくる度、親はあんたの“本当の志”ってやつの作り話をしな きゃならないんだ。ヤング・ナイブスのフロントマンの親が家族や親戚全員 に、子供2人が無職になった事実を伝えた時、連中はもう2度とコンピュータ ー工場の仕事に戻る事はないって分かっていた。

昔のトレンディバンド、ギャング・オブ・フォーのアンディ・ギルは、牛糞まみ れの農場で暮らし、地元の教会でリハーサルを繰り返す3人の田舎者を引き 抜いて、ロンドンにある彼のスタジオに連れてきた。結果的にどうやってやっ たのか知らねーが、新しいEPを難なく発売したんだ。今じゃ、UKのメジャーか らインディーレーベルまでがこのアーティビートニックに夢中になっている。 やっと彼らは堂々と家族に顔向けできるってわけだ。

Vice: 最近はどう?
ヘンリー
:すごくいいよ。週末に家族の結婚式に出なきゃいけなくて、ばーち ゃんと一緒に飲みまくってきたところだ。みんなが俺の仕事について聞いて くるから、今回初めてプロのミュージシャンだって言えたんだ。コンピュータ ー工場で働いてるってよりかはよっぽどましだよ。

あんたの両親はどんな音楽が好き?
親父はスパニッシュギターが大好きだし、母親は聖歌隊のシンガーなんだ。 それに今じゃ、俺たちがやってる事を評価してるよ。両親ともアンディ・ギルの レコーディングが好きなんだ。ここまで来ると、ただ単に趣味でやってるわけ じゃない事に気付いたみたい。

両親との、とんでもない思い出とかはある?
よく母親にボコボコにされたよ。あの人は短気だからね。今までにも、通りで 母親に追っかけられて靴とかいろいろ投げられてた思い出がたくさんある。 一度、彼女の友達に暴言を吐いたからって、ワイングラスを頭に投げつけら れてさ。それと、尾骨あたりをボコボコにされて、2週間ぐらい座れなかった こともある。まぁ、ホントに俺もひどいことを言ってきたからな。1週間後に映 画館でバック・トゥ・ザ・フューチャーを観たんだけど、座ってられずに起き上 がってウロウロしてたのを今でも覚えてるよ。

JAIMIE HODGSON
ヤング・ナイブスの『Junky Music Make My Heart Beat Faster EP』 は<トランスグレッシ ブ・0レコード>から発売中