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![]() ![]() 俺はアルコールが、最初から好きだった。初めて飲んだ時に即酔っ払 ったんだ。まだ12,3歳だった。多分、1973年位だったと思う。酒は、俺の 性格にぴったりはまり、13歳から23歳まで、かなりの量を飲んで過ごし た。最終的に、俺の脳みそは溶けてしまった。と言うか、脳細胞が2個位 しか残ってない状態までになってしまったんだ。だから、AA(匿名禁酒 同盟)に入った。俺は小さい頃から精神疾患に悩まされてきた(主な症 状は、気分のむらが激しいのと、うつ症状)、そしてAAに入ってから、俺 がアル中になったのは、その症状を自分でコントロールする為だった って事がわかったんだ。
ここに着いて、プログラムに入ったよ。俺の診断は、躁うつ、精神分裂 症(統合失調症)、単極性うつ病となった。あの頃の俺はハッピーな自分 じゃなかったさ、すごい量の薬を飲まされていたし。デイ・プログラムに いたジョブ・コーチが、Kraftの本社での仕事を紹介してくれた。俺の仕 事はなんでも屋で、皿や鍋とかを洗ったりする事だ。週5日、4時間労働 をして、昼からはデイ・プログラムに通った。このプログラムに通って 12年になる。始めてから、集会場所が2度変わったし、色々な患者の顔 や、スタッフの出入りを見てきたよ。 Kraftには2年いた。1日4時間のシフトで、8時間労働を押し付けられ たんだ。だから10年前にDominick`s Supermarketに移った。これまた プログラムのジョブ・コーチが話しをつけてくれたのさ。1994年のクリ スマス・イブの日から、俺はそこでも、なんでも屋として働いている。商 品を袋に入れたり、値段を調べたり、商品を棚に詰めたりさ。働いてい る時間の半分は、駐車場で買い物カートを集めているよ。なかなか悪 い仕事じゃない、ずっとしていたい仕事では無いけれどね。GED(一般 教養、日本で言う大検)を取ったら、この仕事を続けながらCommunity Scholarって言うプログラムに入りたい。そこでは、大学での受講の仕 方(ノートの取り方や、テスト勉強の仕方)なんかを教えてくれるんだ、 1年位でさ。そしたら、コミュニティー・カレッジで麻薬とアルコールのカ ウンセラーの資格を取りたい、俺には、薬や酒に悩んでいる人の話をた くさん聞いた経験があるからね。学校に行きながらスーパーでの仕事 は続けるつもりさ。そこそこの年金を貰えるようにしたいんだ。 俺自身の精神の安定状態については、いまも改善の余地はある。最 近、重い不安と、動揺の症状に悩まされているんだ。俺を取り乱させる 事だってある。でも、フロリダで経験した、人々をなぎ倒して行く様な、 酷い幻覚は無くなったな。きっと無くなった事に感謝しなければなら ないよ、あんなに深刻で、実体のある事は二度と起きて欲しくない。考 えるだけで怖くなる。俺は、日を追う毎に良くなっていく現実を感じて いるんだから。 JEFF SMITH |
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