俺はテレビに冷凍食品、そして意味のない単純な 答えを聞きながら育ったアメリカのガキ。親よりも ミュージシャンのほうが身近な存在だった。寂しい が事実だ。精神が分裂している現代、反抗的なロッ クのヒーローはママやパパなんかより子供に影響 するんだ。俺には、自分の試練や苦難を克服させて くれたロックスターが常に存在していた、ジーンズ とドレッドヘアの男。彼のクリエイティブな生きざ まはいつも俺を励ましてくれた。彼の名は、昔も今 も、レニーだ。

1989年、12歳の俺は親が聴いていた60年代ロ ックに飽きていた。新しい誠実さのある何かを求め ていた。その日、学校から帰って算数の宿題をダラ ダラやりながら、MTVを観ていたらレニー・クラビッ ツという情熱的な新しいタイプのミュージシャンを 見つけた。彼の真情あふれた現実感のあるサイケ デリックなアピールは、俺にとって最高な解毒剤だ った。彼は俺たち世代のジミヘン。デビューアルバム 『レット・ラブ・ルール』にはいろんな意味で刺激さ れた。レニーはシャーマンだった。キャラメルの肌と カッコいい洋服、コズビー・ショーのリサ・ボネット とも付き合った。現代のジョンとヨーコみたいだっ た。当時、初恋を追いかけていた俺は彼の“アイ・ビ ルド・ディス・ガーデン・フォー・アス”を聴くと二人 の愛を少し味わう感じがした。彼女は俺より一つ 年上だったが、レニーの曲とレニーがインスピレー ションのため聴いていたビートルズの曲を入れたミ ックステープを彼女にあげ、モノにした(その夏だ けだったけど!)。

最高の音楽は常に影響力を持っている。クラビッ ツは俺や他の子供達を神聖なロックの歴史に導い てくれた。模倣作品と呼ぶな!クラビッツはロック の聖職者だ、彼の曲は神聖な伝承を元にした説教 である。彼はジョン・レノンやボブ・ディランのよう な先祖に、彼ら自身の自作としても誇りを持てるよ うな曲を作りトリビュートをささげている。

ちょうど2回目のサマー・オブ・ラブ(1989年)が 終わるころ湾岸戦争(いつになっても変わらない こともある)が始まり、俺は世界の残忍性に気づい た。レニーはその頃、以前は表に出さなかった一面 を見せた。

“ママ・セッド”(1991年)はレニーの「どうでもい い-ロッカー思考」時代を先導した。彼のエデンの 園の幻想は、名声を得たことで崩れていき、暗い部 分を取り入れてしまった。ブラックを誇張した音(ア フリカ系アメリカ人のハーフとして自分のルーツを 探検した)とファンキーな態度、そしてセクシーな レニーは、俺に女の扱いを教えた。気をそらさせず、 力強く、とりわけ丁寧でいろって。蜂蜜がたれるよう なトーンが存在する曲

“イット・エイント・オーバー ・ティル・イッツ・オーバー”は両親の家の地下室で 女とイチャつく時のサウンドトラックとなった。 (p.296に続く)

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Few moments can solidify a friendship quite like finding your dad's butt plug in the dresser the weekend he is out of town. We hereby pronounce you Pals For Life.
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This guy looks like a naked magician with maroon legs.

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