ウィリアム・H・ブラッドリー:書籍広告、リトグラフィ 1890年/ シカゴ/35.5×43.5cm ヨゼフ・ミューラー=ブロックマン:コンサート・ポス ター、オフセット印刷、1955年/チューリッヒ/ 90.5×128 cm 『Graphic Agitations2』は、戦争に関して徹底的に非難し ているから、もし君が戦争オタクで部屋の棚が第2次世界 大戦モノのビデオで溢れかえっているようだったら、この 本を読む必要はないかもしれない。

コンピューターのおかげでデスクトップ・パブリッシングという力を 誰もが手に入れるにつれ、学校でグラフィックを学んできた多くのデ ザイナーたちは、いつのまにか自分たちの周りのデザイナーがみん なコマーシャル・デザインのダーク・サイドへとシフトし、すっかりア ーティスト様になってしまってることに気付き始めた。僕は「自分は そんな出遅れたヤツらとは違うんだ」なんて言うつもりはない。僕ら みたいなデザイナーのほとんどは独学だし、学校で教えられるグラ フィックの授業の外にも目を向けなきゃならない。98年以降はイン ターネットもすっかり常識になってることだし、とりあえず最近発売 されたこれらの書籍はぜひチェックしておくべきだと思う。



もし君が僕らと似たようなデザイナーで、最高にクールなTシャツ を作るための最短ルートが知りたいのなら、まずはミルトン・グレイ ザー著の『IDEA Archive 2』(idea-mag.com)からスタートしてみるこ とを薦める。ミルトン・グレイザーはデザイン業界の生きる伝説だ。 もし君がタイポグラフィーやイラストレーションを仕事にしていて、 もしくは忍術の修行中でも何でもいいけど、うまくマッチする2つの 色の組み合わせを選ぶのに苦労した経験が1度でもあれば、ミルト ン・グレイザーがシンプルなモノクロ・インクでデザインするのと同 様に、いとも簡単に様々な物や数字を鮮やかにコラージュしてしま うその手法を見せつけられれば、きっと屈辱的な体験となるだろう。 これまで多くの人たちが彼のデザインをパクってきた。つい先週も 彼の有名な“INY”のデザイン・ロゴが“IT.O.”に流用されている のを見た。申し訳ないけど、トロントっていう街は、鼻の中にできたお できほどイヤな街だ。

大衆的なポスター・デザインにもっと興味があるのなら、1971年 に出版されたポスターの歴史についての本の復刻本がフェイドン・ プレス社から出ている。共著者に名を連ねているのはスイス人デザ イナーのヨゼフ・ミューラー=ブロックマンで、精密さとダイナミック なコントラストに重点を置いた正確なレイアウトを目指しているよう な人にとっては、この本がとても頼りがいのある参考資料になるだ ろう。加えて、この本はドイツ語とフランス語、英語で書かれているか ら、鏡張りのコーヒーテーブルの上なんかにさりげなく置いておけ ば、「僕は今夜パーティだ。君は僕と一緒にいたくないからベッドか ら起きてこないんだ」みたいなスカしたムードを演出できるかもしれ ない。唯一の問題はこれが歴史的な観点から書かれていることだ。 そこではミューラー=ブロックマンは、どのようなポスターが優れて いるのかということについて彼がいかに頑固な理論を持っているか ということを明らかにしている。それは大抵グリッド線を重要視した ゲンナリするようなものや、客観的なミニマリスムだったりする。し たがってこの本には、誰もが挙げるだろうベン・シャーン(米国の社 会派写実主義者)や横尾忠則(超人ヒッピー)、それにサウル・バス( ヒッチコック映画『めまい』のポスターをデザイン)のようなグリッド 線のマス目には収まらない伝説的デザイナーたちの代わりに、著者 自身による23点の作品が掲載されている。もし僕が『驚異の巨根図 鑑』という本を出版する時には、そこに自分のチンコばかり載せるこ とを忘れないようにしておこう。いずれにしても、作者のどうしようも ない自惚れを除けば、レイアウトや、アニメーション・タイトル、デザ イン・タイポグラフィをやろうとする人たちにとっては、素晴らしく貴 重な本であることは間違いない。

権威(もしくはブッシュ。とにかく間抜けな権威への風刺目的なら 何でも)に対しグラフィックで一泡吹かせようって考えるアナーキスト なりたてホヤホヤの諸君には、同じくフェイドン・プレス社から出てい る『Graphic Agitations 2』がお勧めだ。全240ページのこの本では、ク リエイティヴな政治的抵抗、ブランド破壊活動、それにオルタナティヴ なメデイア戦術についての要約がまとめられている。この本はまさに 現在の状況にうってつけの本だと思う。なぜなら、ここ数年の公共の 場所でのカルチャー・ジャミング(※路上や様々な場所でアートを表 現する行為)は、単なる空虚なブランド化へと向かってしまっていて、 ガキどもが次なるKAWS(※バッテン目のキャラクターで知られるグラ フィック・アーティスト)の座を狙うだけの状況に成り下がってしまっ てるからだ。確かに、コーヒー・テーブルの上に飾りみたいに置いとく 本としては、ちょっと皮肉っぽい感じがするかもしれない。でもそんな こと気にするな。権力者たちに身の程を思いしらせてやろうぜ。まあ、 ブッシュがもし文字を読めたらの話だけど...。

最後はイェール大学出版の『Notes on Book Design』だ。もし君が 装丁デザイナーっていう肩書きでハッタリを効かせようと思ってる のなら、何冊かは真面目な資料ぐらい持っておかなきゃ駄目だ。この 本や『The Elements of Typographic Style』のようなタイポについての 優れた本を持ってさえいれば、きっと様々なスタイルの装丁やエディ トリアル・デザインにも使えるデザインのコツをつかむ事ができるだ ろう。著者のデレク・バーズオールは、ブック・デザインの骨組みとデ ザイン・プランの立て方について鮮やかに指し示してくれていて、さ

70ページへ続く

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What the fuck is that? You want to look away but you can’t, like an old lady falling off her bike. Seriously though, what is it? It looks like something Liquid-Plumr should be taking care of. Jesus.

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Jesus people, relax. You’re not going to fall. Does anyone even know anyone that got hit by a car while Rollerblading or had a plastic bike helmet save their life? No. Safety is a scam and only retards wear helmets.

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