DOS & DON'TS




THE CREATORS PROJECT - SPIKE JONZE







Photos by Vito Fun





どうして黒人って滅多に酔わないんでしょうかね?白人なんて立てないぐ らいベロベロになってしまうけど、ろれつも回らないほど酔ってる黒人は 見たことがない。$300ぐらい出して、クルボアジエとかヘネシーでも飲ん で、適度に酔ってるぐらいなんだろうか?それとも文化の違い?それか、 今の白人社会で、弱い立場にいる自分達が気まま過ぎるのは許されない とでも思ったんだろうか?もしかしたらもっと単純な事で、生まれつき黒 人は白人よりも毒素を分解する力とかが備わってるのか?何でだ? 「そんな事、知るか」とプローブ。彼はブルックリンベースのヒップホッ プグループ『Nuclear Family』のMC。

「でも、それは前から気付いてたか も。別にクルボアジエなんか飲んでないし、白人らと同じでビールとかシ ョットだけだよ」。まぁ、じっと座って理由を考えるよりかは黒人と白人を 一人ずつ選んで、吐くまで飲ませて分析する事にした。黒人代表には、白 人と同じものを飲んでるプローブを選んだ。彼は友達も認めるほど、か なり飲むらしい。スクリーンライターのデーブ・ザ・ベスト(自称)はプロ ーブと体型と年も似ているし、フラタニティー(学生団体)出身という事 で白人代表になった。デーブは27歳、身長5.11インチ、体重164ポンド。 プローブは26歳、身長6.2インチ、169ポンド。

それでは、その様子をご覧ください。

11:15 ブルックリンにある「バー・レイス」に到着。みんな興奮している。 白人の客がデーブを応援する間、プローブは夜通しただ酒が飲めるっ てので大はしゃぎ。オーナーがショットのアイディアを練る中、腹の足し にケサディーヤを注文。

11:23 ショット1号目は「シーグラム・ジン」

11:25 ビール1口目 11:31 スペイン系のおばさんが寄って来るなり、ご立腹の様子。どうし て白人と黒人の対決なのか知りたがる。マジすぎるのが怖い。次の金 曜に彼女のだんなと対決をやってくれとせがまれたので、すかさず追 い払う。

11:42 デーブが次のショットに行こうとするが、プローブは残っている ケサディーヤを食べたいらしい。何ともいえない人種間の緊迫した雰 囲気が漂う。

11:50 彼らの身の危険を心配してか、バーテンが水をくれる。

11:55 ショット6号「バカルディ・シューペリア・ラム」

12:14 ショット8号「コスモポリタン」

12:16 バーデンダーがマリブ・ラムのスムージーを作る。

12:23 プログレス・チェック。それぞれに酔っ払い度を1から10のスケー ルでランク付けしてもらう。1が気持ち千鳥足で、10が目の前真っ暗っ て具合。二人とも3。

12:24 ショット10号「イエガーマイスター」

12:30 バーの常連も気になって二人に近づく。これって、何かのゲーム19 V1N 10 で勝ち進んでる気分。

12:53 「こんなのが見れるなんて最高」って言ってる客がいる。

12:54 ショット14号「セックス・オン・ザ・ビーチ」。2人とも始めて飲む らしい。

12:55 プログレス・チェック。デーブは10のうち8でプローブがたったの 7だった。

1:07 ショット16号「ブラック・マジック」。デーブがトイレに行く間、プロー ブが差をつけようと一人でショットを進める。彼に、そんな事をしてもあ んまり意味がないと教えて、帰ってきたデーブにショットを飲ませた。

1:22 ショット20号「フレンチ・マティーニ」

1:33 まぁ対決の理由が理由だけに、何度も人種関係の話題が出てくる。 「彼らの目からみると、みんな平等だよ」って言ってる奴がいる。その「 彼ら」ってのが誰を指しているのかは分からない。常連客の事かもしれ ない。

1:37 擬似飲酒検査をが用意された。一直線にのびたトイレットペーパー の上を歩こうとするが、二人とも全然駄目。警察が言うのは正しいかも。

1:40 ショット22号「バラクーダ」

1:49 バーテンに「人種ショット」を2つ作ってもらった。彼が赤ワインの ショットとヘネシーのショットを注ぐ。

1:50 ショット23号「ヘネシー」。デーブがうめき出す。顔色も最悪。

1:53 デーブが降参しかける。

2:19 ショット28号「クレーム・デ・メンセ」

2:20 トイレ休憩 2:32 バーテンが 「最悪だよ」と言って、バーをクローズする。

2:37 バーの外でプローブがデーブのサンダルを見て笑う。

2:37-3:02 少し歩いて、他のバーに入る。

3:02 新しいバー「パティオ・ラウンジ」

3:02 ショット29号「ソジュ(韓国の焼酎)」。二人ともバーにいた犬に興 味津々。 3:09 佳境に突入

3:19 デーブがやめたいとぬかす。

3:23 ショット31号「ソジュ」

3:23-3:30 デーブは最悪の状態。一方のプローブはかなりしっかりして いて、自信たっぷりにラップを披露。

3:30 バーテンがビールを勧める。プローブは飲むけどデーブは無理。予 想通り観衆からブーイングがおこる。クライマックスのようなブーイング でデーブの胃もおかしくなる。

3:31 デーブが観衆を押し分けて、外で吐きまくる。彼はこれでアメリカ 人口の80%を裏切った事になる。デーブは31ショット目でギブアップ。 プローブは40ショット目だった。 プローブはそのままバーに残って、バーテンにラップを披露。その子 と一緒に家へ帰ったものの、彼女の家で吐いて、訳わからん事を叫ん でいたらしい。彼女が持ってきた水も酒かと思って「もう飲めないよー」

と言いながら眠りについた。 やっぱり黒人のほうがザルって訳ですね。

VITO FUN