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THE DEVIL'S SON KEIICHI NITTA HAS A BABY - PART 2悪魔の申し子・Keiichi Nittaにミニデビル誕生
INTERVIEW BY TOMOKAZU KOSUGA
不良って、例えばどんなコトしてたの? シンナーやったりとかさ。とりあえずガスすいまくったよね。もうガスがチョー流行っちゃって(笑)。ガス吸いヤパイよ? ライターのガスとか入れる予備あるじゃん? アレとか思いっきり吸うと、超ハイになんの。なんかヘンなカンジになるんだよ(笑)。でもさすがにもう子どもじゃないから、そんなのやんないけどね(笑)。昔はとにかくワルだったよ。 keiichiと言えば人へのハンパない気配りだけど、それは今までどんな経験を経て身についたモノなの? あー、昔ヤクザが経営するホストクラブで働いてたからね! ホスト全員にスミが入ってるんだから、ハンパじゃないよ! ホントに“ウラのウラ”的な店で。それが高校の頃かな。友達が“カネ稼がない?”って誘ってきたから入ったんだけど、毎日店の開始が夜中3時からなの。キャバクラ/ソープ/ヘルスのオンナのコたちが客だからさ、もう普通の客じゃないワケよ。そこで働いてたのは1年くらいだったけど、コワかったな〜。中には人を刺しちゃったヤツもいたしさ。1度、夜中にヤクザから“クルマ貸せ”とか言われちゃって、オヤジのクルマを貸さなくちゃいけなくなったのね。他のヤクザの事務所に追い込みをするために必要だったみたいで。それで運転はヤクザで、一緒にうちのクルマで甲州街道を走って向かっていたんだけど、うちらのクルマを他のヤツのクルマが追い越しちゃって。そしたらヤクザ、もうチョー激怒! オレのクルマでいきなりブワーッて追いかけ始めちゃって! スピードなんかハンパじゃないよ、もうホント死ぬかと思った。それで追いついてクルマから引きずり出してボッコボコ。とにかくそのホストクラブでは、なにか聞かれたら“ハイ!”としか言っちゃダメなんだから。首をヨコに振ったら“バコン!”って殴られるからね。“ハイ! ハイ! ハイ!”って言わないとダメ。上の人が白いモノを“黒”と言ったら、オレもそれを“黒”って言わないといけないワケよ。で、ヤクザたちがタバコを出した瞬間にパッとライターを出す、それが大事。でもそういうトコがテリーの時にも活きて、彼に気に入ってもらえたんだ。テリーがタバコを取り出した時に、すかさずライターを出して火をつけてあげる。そしたら喜ぶじゃない。そういうのは大事だよね。 でもそんな危ないトコ、1度入ったら普通はなかなか抜けられないんじゃない? どうやって抜けたの? でもオレってかわいがられるタイプだから、大丈夫だったよ。普通に抜けられた。怖かったけど楽しかったね。だってそんな世界、入ってみないと見れないじゃん。今思うと、その時に写真撮ってれば良かったよ。グチョグチョだったね、ホントに。 テリーについてる時とではどっちの方が怖かった? また全然ちがう大変さだよね。テリーはテリーで、ケンカとかはしないじゃん。人とぶつかってもケンカしないでしょ? オトナだし、名が通っちゃってるからさ。その代わり、スタジオの中で人がいないトコではヘンなコトばっかりしてたけどね。ヤクザは外でもヘンなコトをしてるワケじゃん、ちょっと当たったら“なんだよ、カネ出せよ”とかさ。そういうイミで言うと、テリーは安心だよ。でもテリーは“プロフェッショナルだけどプロフェッショナルじゃない”みたいな(笑)。 テリーから教えてもらったコトバで印象的だったのって、どんなフレーズ? “Today is good day, but tomorrow is great day. (今日はイイ日だけど、明日はもっとイイ日だよ)”かな。こういう考え方はスゴくイイよね、“Good Day”から“Great Day”に変わるカンジとかさ。そのポジティブさにヤラレたね。“スゲーイイじゃん”と思って。向こうはホントにそうだよね、“今日もイイ日だっだけど、明日はもっともっとイイコトあるよ”ってさ。“イエーイ!”みたいな。上がりっぱなしじゃん、アゲアゲじゃん! Keiichiって一点入魂で一気にガツッと撮るけど、そのパワーってスゴいよね。 そうだよー、一発勝負だよ! モデルも飽きちゃうと思うんだよね、ダラダラやってたらさ。みんな帰りたいじゃん。遊んでる時ぐらいでしょ、時間がゆっくりでもイイのは。なんで1カット撮るのに5時間かける必要があるの?ってカンジじゃん、かわいそうじゃん。ただ、集中して50%の時もあれば120%の時もあるけど、なるべくコンスタントに100%に近づけていけたらイイよね。 去年一年間でヨーロッパ/アメリカ/アジアの3つのフィールドで立て続けに個展を展開したけど、4つの写真展を経て思ったコトは? 楽しかったよ! 周りの反響がおもしろかった。イタリアはイタリアで、行く前までは「ウケねえかなー……」とか思ってたけど、行ってみたらスゲーウケたし、LAはLAでバッシングがヒドかった。台湾では、“オンナのコからのバッシングがヒドいかな……”とか思ってたら、逆に反応良かったんだよね。とにかく、自分で考えてたコトとはちがったよ。それから……ナイキの展示もスゲー良かった! オレの中ではスゴく好きだよ、展示の仕方とか。ディスプレイを額みたいに見立てて展示したんだけど、250枚がそのディスプレイの中で入れ替わりながら表示されるんだよね。とても良かった。 自分を写真にさらけ出すコトについてはどう思う? それってkeiichiの写真を見る上でスゴく大切なテーマだと思うんだよね。テリーもkeiichiのコトをずっとモデルとして撮っていた。VICEのカバーでも、テリーが撮影したTバック姿のkeiichiが使われたコトもあったし、今回の写真集でもラストでケツを自分で出しちゃってるくらいの勢いだけど。 やっぱり、誰よりも自分が一番自分のコトを分かってるからさ。他の人だと相手が緊張しちゃったりするじゃん。その点、自分だと撮りやすいし、自分が考えてるコトをそのまま自分で表現できるからさ。でも、Tバックとか穿いたコトない? 穿いてみ? ヤバイよ、チョーキモチイイよ! “初めての感覚”なんだって。やろうよ、今日! ハハハ。自分で自分を撮るスタイルは中学生くらいから始めてたよ。“写るんです”で友達と一緒に撮ったりとか、富士山をバックに撮ったりとか。自分で撮った方が手っ取り早いし、周りに人がいなかったら人に頼めないじゃん。だったら自分で撮っちゃおうかなーって。後は“自分が好きだから”ってのはあるよね。昔、アクターになりたくて『僕らの七日間戦争2』の子役募集に応募してるくらいだもん。 今年はどんな一年になりそう? 今年はとりあえず子育てを頑張るかな。今までがパーティー、パーティー、酒、酒だったから、これからは色んなプロジェクトをやりたいね、うん。それで“人生あと40生きて、万々歳”みたいな。だけどその毎年毎年がつまらなくならない様にして。今年は狩りも始めるし! 狩猟の免許を取ろうとしてんだ。それで猟のドキュメンタリーやろうと思ってて。テストもうすぐなんだよね! 講習会ももう受けたし。うちの家系がけっこう狩り系なのよ。面白いと思うよ! とにかく、毎日をただ単純に繰り返すだけってのはイヤなんだ。だから常になにか面白いコトがあったらイイよね。■ KEIICHI NITTA | 1 | 2 |
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